コインパークにできる？できない？最適な土地とは

土地活用としてこれからコインパークを始めようと考えているけれど、この土地はコインパークとして成り立つのか、このようなご質問を多くお寄せいただきます。

今回は「最適な立地とは」「コインパークとして成り立つ最小限の大きさと土地の形状について」「台数よりも止めやすさを重視」についてお話できればと思います！

コインパークにとって最適な立地とは簡単です。ズバリ「車で行くところ」です。
当然ですが、車で行くのでそこに駐車のための需要が生まれます。観光地や繁華街は想像しやすいですね。

それでは、他の場所ではどうでしょうか。少し目線をズラして業者さん目線で考えます。例えば家を建てる業者さんは工具などの重たい荷物を積んでいくため、できるだけ現場の近くに停めたいはずです。営業マンは効率良く多くの場所を訪問したいので「駅」よりも「駐車場所」を中心に考えるはずです。そうすると観光地や繁華街ではなくとも、密集した住宅街やマンション街でも十分にコインパークは成り立ちます。

ただ立地が良いだけではコインパークは始められません。車を止めるスペースを十分に確保する必要があるからです。通常、ひとつの車室は横2.5m 縦5.0mで考えます。横並びに5台であれば横12.5m 縦5.0mとなりますね。少し余裕を持ったスペースにしたい場合は横幅を2.6mにします。たった10cmですが見た目にも機能的にもゆとりがあるように感じられるでしょう。

おおよそのサイズ感がお分かりいただけたでしょうか。

次に、駐車するために車が転回したり、すれ違うためのスペースを考えます。例えば、下の図のように道路に面した駐車場では道路を転回スペースとして考えられるため、特別意識する必要はありません。

問題なのは、下の図のように間口が狭く、奥行きが広い長方形の場合です。

十分な転回スペースがないと隣の敷地に車をぶつけてしまったり、車同士の接触事故に繋がります。なにより駐車しにくいため常連のお客さんが付きにくくなるでしょう。

転回するためのスペースとして、車室の前方に3.5m~5.5mを確保します。この場合、土地のサイズは
横　8.5m以上（転回：3.5m + 車室：5.0m）
縦　12.5m
となります。

ちなみに、弊社がこのような土地でレイアウトを作成する場合、一番奥の車室は止めづらいため横幅を2.6mにして若干ゆとりを持たせるようにしています。

せっかくの土地なので、たくさんの車を入れて収益を上げたいと考えるのは当然のことだと思います。しかし、駐車スペースが狭いと止めづらく利用者のトラブルや事故につながり利用者が減ってしまう可能性があります。

一方でスペースにゆとりのある駐車場は長期的に考えるとリピーターが付きやすくなります。生活の一部として自然とハンドルがあなたの駐車場へと向かって行くようになれば最高ですよね。

例えば下の図のようなガタガタの土地だった場合、弊社ではできるだけフラットなレイアウトをご提案しております。土地の形状に合わせて車室もガタガタだとパッと見た時に、ごちゃっとした印象になります。このようなガタガタレイアウトは、車の影に隠れて奥の車室が空いているかどうか分からない、という問題もあります。サイズ感や車室のラインを揃えて、スラーっと車が並ぶようなレイアウトの方が利用者にも周辺住民の方にも気持ちいい駐車場となるはずです。

コインパークを始めるにあたって、最適な土地について記事にしてみました。
最後の例のようにガタガタな土地でも、間口が狭くて奥行きが長がーーい土地でも、弊社オリジナルのロック装置「スカイナー」であれば簡単に設置できます！空車時はアームが上がっているので、どこが空いているか一目瞭然！せっかく空いているところを見つけたのに、車で隠れていて空いていなかった。。という駐車場で定番のストレスも回避できます。